凍りのくじら ★★★★★

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最初に言いますが、まず、以下の「ぼくのメジャースプーン」を読んで、次に「凍りのくじら」を読むことをオススメします。
ストーリー上、直接の関係はありませんが、より世界観を把握するのにいいでしょう。
「ぼくのメジャースプーン」は一度読んだあとに貸し出ししてしまっているため、インプレはまだありません、ゴメンナサイ。。。
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫) [文庫] / 辻村 深月 (著); 講談社 (刊)

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫) [文庫] / 辻村 深月 (著); 講談社 (刊)

さて、「凍りのくじら」。
私はこの本を読んで二度、泣きました。
涙が溢れて止まりませんでした。


ネタバレと書いてあるにも関わらず、隠しますw

泣いたのは二ヶ所。
一ヶ所目は主人公「芦沢 理帆子」の母「芦沢 汐子」が亡くなった時。
母が入院中であることを隠していた主人公に、クラスメイトたちが詰め寄るシーン。
その後、母が最後の仕事として仕上げた主人公の父の写真集を、出版社の編集者が主人公の元へ持ち込んで、主人公が内容を確認している箇所。
この一連の流れは涙なしには読めませんでした。
二ヶ所目は主人公が「松永 郁也」を助け出して下山するシーン。
「別所 あきら」の正体が主人公の父であること、部屋に転がっていた懐中電灯の本当の機能など、すべての謎が解き明かされ、今まで見てきた世界が変わる瞬間。
ある種の倒錯トリックもあって、その想いを見た瞬間、涙が溢れました。

この本に描かれているのは、「形にとらわれることのない愛情」だと感じました。
「凍りのくじら」、内容にぴったりのよく考えられたタイトルです!
凍りのくじら (講談社文庫) [文庫] / 辻村 深月 (著); 講談社 (刊)

凍りのくじら (講談社文庫) [文庫] / 辻村 深月 (著); 講談社 (刊)
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