日本では右側走行でも、フィリピンでは左側走行。
交通ルールのような重要なことから、サンキューハザードのような慣習まで違うのが交通ルールです。
日本とフィリピン・セブの交通事情の違いをいくつか取り上げてみたいと思います。
(1) 車両の種類
セブ市内では、高速バス、タクシー、ジプニー、自家用車、バイク、自転車が主な走行車両ですが、市内から少し離れると、車両の台数が大幅に減り、トライクロスの数が増えます。大きさやスピードの違うさまざまな種類の車両が入り乱れて走るので、追い越しの際にはとても神経を使います。
(2) 信号
日本と比べて、セブでは圧倒的に信号の数が少ないです。
信号のない交差点では、駆け引き、もしくは空気を読むという謎の能力wに頼ることになるのですが、みんなものすごい強気です。セレスバス(高速バスですね!) > タクシー運転手 > ジプニー > 自家用車の順番で強気です。
信号だけでなく、横断歩道も少ないので、歩行者もガンガン幹線道路を横断します。強気な横断をするので、繁華街などでは特に注意が必要です。
少ない信号もたまに故障することがあって、そんなときには手がつけられないような渋滞の原因になります。
Fuente Osmenaはラウンドアバウト (roundabout、発音はラウンダバウ) というタイプの交差点です。
このタイプの交差点がある国では、信号がある交差点でも、信号に拠らずに右折することができる場合が多いです。なかなか面白い仕組みですね。停電による影響を受けないので、もっとこのタイプの交差点が増えるといいと思います。
(3) 照明
道路沿いの照明も少ない上に、夜でも無灯火の自動車やバイク、トライシクル、自転車が走っていることも多いです。無灯火のバイクはさらに割合が増えます。自転車や自転車に簡単な荷台をつけた三輪車はほとんど無灯火です。
道路の暗さと相まって、夜の運転はとても危険です。充分にスピードを落として、ロービームとハイビームの切り替えを工夫するなどして、見落としがないように注意する必要があります。
(4) 交通ルール
タクシーの運転手やジプニーの運転手はさっさと仕事を始めるため、教習所には通わないで免許を取得するのだそうです。当然、交通ルールや運転マナーを習っていないので、すべて自己流。
ウィンカーを出さずにちょこちょこ車線変更してくるのは当たり前、クラクションの使い方も日本と違いって頻繁に鳴らします。
フィリピンでは、「クラクションはオレがここにいるぞ!(怒)」という鳴らし方をします。フィリピンのドライバーはあんまり回りを注意して見ていません。隣の車線のクルマが何も考えずに車線変更してきて危ない場合など、遠慮せずにきっちりクラクションを鳴らしw、「オレがここにいるぞ!(怒)」と意思表示して危険回避しましょう。
車線はあってないようなものです。ジプニーの突然の急停車に備えて、車線から半分ずらして走っているクルマもいますw 二車線の道路に三車線作って走っていたりもしますね。
(5) 車両特性
ローカルの乗合バス、ジプニーはその特性上、道路のどこであろうと突然停まります。ジプニーの後ろについて運転するのはできるだけ避けたほうがいいでしょう。タクシーも、急停車したジプニーを避けるために急ブレーキを掛けて停車したり、急ハンドルを切って避けたり、挙動不審な動きをするので、タクシーの後ろについて運転するのもオススメしません。
狙い目wはピックアップトラックやバンです。
どちらも比較的収入が安定した裕福な家庭が持つタイプのクルマです。ちゃんと教習所に通って免許を取っていることが期待できるので、この手のクルマの後ろについて運転するといいと思います。もちろん、後ろについたからといって油断はできないことは言うまでもありません。
(6) 視点
セブのタクシードライバーは視点というか目線というか、これが感覚的にものすごく近いです。
全体の流れの中で走るよりも、その場限りでどちらの車線がいいかを見て車線変更するので、落ち着きがないですし、そのため、急ハンドルや急ブレーキなどの急制動が増えます。
乗客としても、急ハンドルや急ブレーキに対する心構えを持って乗るとより安心して乗れるのではないかと思います。
このように、交通一つとっても、日本とフィリピンでは大きく違います。
交通事故に気をつけて運転するのは当たり前のことですが、自分にも他人にも優しい運転を心がけたいですね。