文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) [文庫] / 京極 夏彦 (著); 笠井 潔 (解説); …
本の多くの部分に民俗学、民間信仰、伝承、科学、認識といったシリーズの特長や材料についての説明が割かれており、シリーズの基礎となる本です。
シリーズの特長として、憑物に憑かれた人間が事件を起こし、京極堂こと中禅寺秋彦が憑物落としを行うことによって、事件を解決するという一連の流れがあります。
探偵役に古本屋兼陰陽師の中禅寺秋彦を、ワトソン役に鬱病の文筆家関口巽を配しているほか、探偵榎木津礼二郎、警官木場修太郎などの登場人物も個性的で、登場人物の会話もとても楽しめます。
敗戦後の日本で玉石混合の価値観が混在している中、様々な事件を通して、日本固有の民俗学に光を当てている点も特徴的。

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) [文庫] / 京極 夏彦 (著); 笠井 潔 (解説); 講談社 (刊)